2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

猫長明の方丈記(2010年06月4日の日記)

相も変わらず幼稚園児か小学生だ。 行事の前日には決まって、熱を出したり腹が痛くなったりする。 5月29日、京都鹿ケ谷法然院で夕刻から、川本真琴さんのライブがある。 数日前から熱っぽかったのだが、その日の朝は妙に顔がほてった。 早朝に測ってみると、…

雨に金木犀、馥郁と福井〜2009/10/23記

予報どおり雨が降り始めた。 関東では終わりに近い金木犀の香りが、雨の匂いに混ざる。 ただ川本真琴さんに会うだけの目的で、 福井市内まで来てしまった。 10月17日、土曜日の昼下がりである。 午後6時半から始まる福井CHOPでのライブには、 まだ…

インドラの南無阿弥陀仏卑弥呼舞う〜2009/10/21記

川本真琴さんのライブについて書く。 レポではない。 あくまでオマージュだ。 8月22日午後3時少し前、築地本願寺に着いた。 本堂で3時半からフリーライブがあるのだ。 空気はインドだった。 まるでコルカタ(カルカッタ)だ。 熱と水で膨れ上がり、呼吸…

カウントダウン to やぎ0(ゼロ)〜2009/1/30記

大事な夜を控えて、インフルエンザに魅入られた。 10錠のタミフルで、カウントダウンが始まる。 「37度2分の発熱」(川本真琴『微熱』)に、ちょっといい気になって、 医者にかかるのが一足遅れたのがいけなかった。 高熱が出なかったのは、平熱が低す…

テーブルで泣いていた女性客(2008年10月5日の日記)

「夜、川本真琴さんの『微熱』というシングルがふいに出て来て聴く。 イントロが始まった瞬間、川本さんやめてくれ!と言いたくなるような、 心のどこかをギュッとつかまれる感覚になる。」 豊田道倫さんの最近の日記に、こんな一節を見つけて、うれしくなっ…

寺の人(2008年9月17日の日記)

歌姫ならぬ歌王、永遠のヴォーカル王子布施明が、 バラードのカヴァーアルバムを出したそうだ。 あれだけ傑出した歌唱レベルの人だから、 紱永英明の『VOCALIST』シリーズに勝るとも劣らぬ、 傑作カヴァー集であることは間違いあるまい。 特に布施ファンとい…

かっちゃんは地味やから(2008年9月5日の日記)

豊田道倫さん主催の"DEEP"なるライブに向けて、 9月4日夕刻、家を出る。 出演者は豊田さんの眼で選んだ「ディープ」な面々なのだろう。 その一人が川本(真琴)さんなのだ。 夕食をとる時間もなさそうだから、 歩きながら、りんごをまる齧りする。 今の季節…

川本式(2008年7月11日の日記)

まったくの遊びではあるが、学生時代を中心に、 作詞作曲の真似事などしたものだった。 キーボードで自作を弾き語りするという、 恥知らずな真似までやらかしたが、 これはもっぱら、部屋の中で一人楽しむ、隠微な快楽だった。 ヤマハの音楽教室で幼少時に、…

微熱(2008年3月22日の日記)

風邪っぽいので熱を測ったら36度7分だった。 微熱だ。 …と思ったが、ちょっと気になった。 自分は平熱が35度台だから、 この数字は、かなり高いといえるのだが、 普通の子供だったら、この程度では、まったくの平熱だ。 微熱とは、いったい、どのくらいを言…

リバーサイドビジネスホテル(2008年3月8日の日記)

桜の季節が近づいて来た。 桜といえば、私にとっては、やはり、 川本真琴の『桜』である。 この曲が名曲であることは間違いない。 私も好きだ。 先の展開の読めない、スリリングな音符の連鎖。 それでいて、まったく自然で心地よい疾走感。 その意味では、い…

ビブラートでない人(2008年02月24日の日記)

ビブラートでない人が好きだ。 川本真琴(タイガーフェイクファ)、 the brilliant green(Tommy february6 & Tommy heavenly6)の川瀬智子、 MY LITTLE LOVERのAkko、 歌手としての原田知世… 私好みの女性ボーカルは例外なく、 ビブラートを効かせない歌い方を…

ぽんたご、あるいは気になる猫たち(2008年02月01日の日記)

「ぽんたご」という曲がある。 タイガーフェイクファ(←川本真琴)さんが、 最近のライブでよく歌う曲である。 風変わりな題名だが、川本さんの愛猫のことを知っていれば、 なんのことかは、すぐぴんと来る。 ポン太と田吾作の茶トラ兄弟である。 まだ音源化さ…

歌霊(2008年1月14日)

歌霊というものを考えてしまった。 言霊に倣って「うただま」である。 ばかげたハッピーマンデー制度で、 無理やり成人の日とされた14日、 冷蔵庫のような空気の中を高田馬場に向かった。 山羊座O型3人娘による「やぎOナイト」が待っている。 四谷天窓.co…

どうどうどうや? バンドでTiger!(2007年の日記より_2)

吉祥寺駅を降りると、冷たい雨が降っている。 「いとしの君」に逢いに、Star Pine's Cafeに向かっていた。 師走の22日、5時を少し回ったところ。 Tiger Fake Fur こと川本さんのライブ、 「年末!猪からの贈り物」が目的だった。 あいにくの雨も、あらか…

君見ル君想フ(2007年の日記より_1)

10月20日、青山のライブハウス「月見ル君想フ」で、 TigerFakeFur(川本真琴)に会う。 10年以上もファンでいながら、 生身の川本さんを見るのは、初めてだった。 川本さんを偏愛しているぼくには、 冷静に見ることも、公平に語ることもできそうにない。…